クラーボックス比較

キャンプ用クーラーボックス選定のお手伝いをします.キャンプスタイルや人数によって最適なクラーボックスが違ってきます.テント以上に買い替えサイクルが長いキャンプアイテムなので慎重に選定しましょう.

保冷力の目安 

クーラーボックス比較いろいろ調べていると、このような表を見ることがあると思います.しかし、実際のところは
・ポリライト(発泡スチロール)・・・1泊2日
・エクストリーム(ウレタン)・・・2泊3日
・アルティメイトエクストリーム・・・2泊3日+α(2019年とうとう消滅・・・)
程度の保冷力になります.条件としては真夏以外の春、秋のキャンプでコンビニなどで販売されている1.7Lの板氷が残っている時間の目安です.

クーラーボックス比較 クーラーボックス比較 クーラーボックス比較
ウレタンの厚みが増すと、保冷力は高くなるのですが、重くて中身の容量が減ってしまうというデメリットもあります.最近はかなりの田舎にもコンビニがありますので、板氷を小まめに継ぎ足すという方法が主流になっています.

クーラーボックスの性能 

クラ―ボックスの性能差は断熱材によって決まります.断熱材は『発砲スチロール』『発砲ウレタン』『発砲ウレタン+ 真空断熱パネルのミックス』『6面全面 真空断熱パネル』があります.発砲スチロールから6面真空パネルになると性能も上がりますが、価格も跳ね上がります.真空パネルは魚釣り用の高級なクーラーボックスに利用されています. 

クーラーボックスを選ぶ際、断熱材の素材やサイズの検討から入りがちですが、これからやろうとするキャンプライフに合わせたものを選ぶことが大事です.真空断熱パネルは発砲ウレタンの何十倍の断熱効果があるのですが、高価な素材になります.真空断熱パネルはハイエンド釣り用クーラーボックスに使われていて、高性能なのですがかなりの高額になります.年に数回しか使わないキャンプ道具にそこまでお金をかける必要があるのか?そうなると、コストパフォーマンスの高い(コールマンなどの)発砲ウレタン素材のクーラーボックスが候補になります.事実上のキャンプ用標準クーラーボックスとなっているコールマン製の断熱材は、ポリライトシリーズが発砲スチロール、エクストリームシリーズ以上が発砲ウレタンを使用しています.発砲スチロールも同じですが、発砲ウレタンの場合、高性能=発砲ウレタンの厚みとなり、クーラーボックスのサイズ、収納容量とのトレードオフの関係にあります.発砲スチロールと比べると発布ウレタンは重量があるのでクラーボックスの総重量も重くなります.

昔あった、ウルティメイトシリーズは実物の中身を見ると中が極端に容積が狭くなっていました.Netで買うのもいいですが、必ず実物を見たほうがいいです.家を出発して帰ってくるまで氷が解けていないというのが理想ですが、生ものなど保冷が必要な食材は食べ切りが前提ですので、結局のところ余った焼き肉のタレやマヨネーズをキンキンに冷やして持ち帰るだけというのが現実です.
キャンプ場から一番近いお店まで車で1時間なんて秘境のキャンプ場もあるかもしれませんが、最近は相当な田舎でもコンビニがあります.キャンプ場の売店や近くのコンビニで1日1回300円の板氷を補充するという考え方もいいのではないでしょうか.

クラーボックスの品質 

品質は断然、日本の釣り具メーカーのダイワ製やシマノ製が優れています.保冷性能、剛性、気密性・・・最新型は抗菌機能なども備えています.コールマンなどの低価格帯のクラーボックスとはまったく別ものと言っていいでしょう.ただし、同サイズで2~3倍の価格になります. 
>コールマンのクーラーボックス開けずらい問題発生

クラーボックスの大事な機能 

ドリンクフォルダーとかどうでもいいのですが・・・50L以上のクラーボックスをを選ぶ場合はコロコロがついている製品を選びましょう.50L=水を満タンの入れると50Lということです.隙間や水より比重の軽い物が多いですが、詰め込むと15~20kgにはなります.短い距離でも、15kgを超える荷物をかかえたまま運ぶのは大変です.50L以上のクラーボックスはコロコロ機能は必須と言っていいでしょう.

サイズの目安 

 家族3人家族4人
1泊2日50L前後50L前後
2泊3日50L前後70L前後
3泊4日70L前後70L前後+ソフトクーラー

※途中で買い物ができないキャンプを前提とした指標となります

性能の目安 

5月、9月、10月でキャンプをした場合、1.7Lの板氷がどうなるか

 1泊2日2泊3日3泊4日
ポリライト問題なし2日目の朝にはぬるい 
エクストリーム問題なし夕方くらいまではギリ朝には凍りの追加必要
釣り用半分以上残る48時間でも氷が残る朝はまだひんやり

※真夏の海のキャンプ場では表の性能が1/2といったところです.エクストラの保冷力でも持って1日です.かなりおおざっぱな目安ですがこれまでの経験のよる実数値です.何がなんでも帰るまで冷やしておきたいと思いがちですが、よほどの秘境のキャンプ場でない限り、管理棟でブロック氷くらいは販売しているかと思います.氷が溶けたらブロック氷を補充するという考え方をもつとすごく楽になります.保冷剤や氷をたくさん入れても保冷時間はそれほど伸びません.

クラーボックスの取り扱い方 

・直射日光に当たらない場所に配置する(設営中なども気を使うこと)
・車の中も高温になりますので、夏場のエンジン停止中は外にだして日陰に置きましょう
・地熱を拾わないように枕木などのようなもをかまして少しでも浮かすといいです
・銀マットや発砲マットなど使って中を2重ぶたにする.これはかなり効果があります.暑さ5mmくらいのものを所有しているクラーボックスの サイズに切り、中ブタ的に使います.費用対効果抜群ですよ.ただし、ちょうどサイズに作りすぎると取り外しが面倒になります。端っこや中 央に指の入る穴を空けておくとより便利に使えます.
・出発時に入れる飲み物などは先に冷やしておく.これ、めちゃくちゃ大事です.冷蔵庫に暖かいご飯を入れるのNGと同じ原理です. 

クラーボックスに貯まる水は 

捨てたほうがいい場合と、そのままのほうがいい場合があります.冷えた水は伝達率がいいので缶ジュースや缶ビール、ペットボトルなどを冷やすのに最適です.ただし、水の中に氷が入ったままだとと溶やすくなります.そうなんです、水と凍りを分離すればいいのです.どこに穴が開いてるの?と思うあの板氷.自然と水が漏れてきますが、漏れてきた冷えた水はある程度貯めておいて飲み物を冷やしようにします.飲み物類のペットボトルを底に並べ氷を上げ底にして直接水の触れないようにします.濡れてはいけない食材に気を使いながら氷はなるべく上のほうに配置するようにします.冷気は上から下に流れますので上にある肉や野菜を冷やし、解けた水は下に落ちて飲み物をキンキンに冷やすための冷水になります.

クラーボックスに高性能を求めるなら 

海釣りをする管理人なので実感しているのですが、ダイワやシマノ製のクラーボックスは非常に高品質で、いいかげんな作りのアメリカンなコールマンとはまったく品質が違います.プラスチック素材の質、パッキンゴム、剛性など・・・何もかも品質が違います.海用クラーボックスは真夏の海で1日釣りをしてもほとんどそのままの姿で氷がそのまま残ってるなんていることもあります.コールマン製キャンプ用のクラーボックスのいいところは安さと丈夫さです.真の保冷力を求めるならダイワやシマノの日本メーカーの釣り用クーラーボックスをお勧めします.最上位モデルは抗菌機能なども兼ね備えています.釣った魚を新鮮な状態で持ち帰ってお刺身で食べたいという目的が明確なので高機能になります.釣りをするお父さんならこのあたりのクラーボックス選択もありです.

クラーボックスの使用レポート 

キャンプのクラーボックス組み合わせ
コールマン62Qをミニバンに積み込んだ場合
コンパクトカーに62Qを詰め込むと 

クラーボックスのお勧めは(参考程度に) 

1)50L級以上はコロコロ付きを 

ファイミリーキャンプのデフォルトクラーボックス 昔は取っ手だけだったんです.意外と荷物が乗らないSUV系や背の高い軽自動車などはこのクラスかと思います.

2)ワンボックス車なら60~70L級のコロコロ付きを

このクラスまでは大は小を兼ね理論が通ります.ワンボック車なら迷わず62QTでしょう.>参考これ以上のサイズは取り回しがたいへんになります(保管、運ぶなど)管理人もこのサイズを利用しています.

3)ハードタイプとソフトクラーボックスを組み合わせ

60~70L級でも足りない場合はハードタイプとソフトクラーボックスを組み合わせる

大きすぎない15L~25Lのソフトクラーボックスをを追加して、BBQのお肉類など比較的軽いもの用に使うと便利です

クラーボックスは1回しか買えない

年数回のキャンプやBBQだと丈夫なので壊れることはありません.大きいので保管スペースもたいへんですし、捨てるにしてもたいへんです.子供さんが小さいほど、購入を考えてらっしゃるキャンパーさんが若い人ほど『高性能なクラーボックス』を選択しておくと後悔は少ないです.将来のアウトドアの遊びの期間が長いので長く活躍してくれるはずです.

クラーボックスの保冷剤について

一般的にはロゴスの保冷剤、氷点下パックが最強と言われていますが・・・

結局のところ2個、3個の氷点下パックを入れようが翌朝にはぬるくなっています.
帰るときには邪魔なアイテムになってしまいます.

クーラーボックスに最適な保冷剤

>>詳しくはこちら
1Lのペットボトルを凍らせて保冷剤代わりにする最強説
保冷力、サイズ、邪魔にならない、そのまま飲むいも丁度いい

保冷剤_ペットボトル
クラーボックスの保冷剤は1Lペットボトル最強説

キャンプ用クラーボックス比較一覧 

> > >クラーボックス旧モデル情報はこちら

ワンボックス車のキャンパーさんなら迷わずコレ
素材:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン
本体サイズ:74.5×39.5×44.5(h)
重量:約 6.5kg
容量:約58L

コロコロ付きエントリーモデルの売れ筋
本体サイズ:約58×46×45(h)cm(ハンドル収納時) 約58×46×106(h)cm(ハンドル使用時)
容量:約56L 重量:約5.6kg

一番の売れ筋エントリーモデル 
●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン●本体サイズ:約64×33.5×H36cm●容量:約45L●重量:約4.1kg

旧モデルより少し重く(300gほど)なったようですが、おそらく天板が厚くなってるので、その分の発砲ウレタンの重さ分かな?と勝手に想像でしています.車の荷室に余裕があれば60L級をお勧めするのですが、ディキャンプ用やコンパクトカーならこのあたりがお勧めです.

ソフトクラーボックス最強モデル 2017年モデル 

●素材:TPE加工ポリエステル、ポリエチレン(フォーム)、PETアルミニウム(取り外しライナー部分)、PEVA(ライナー)●本体サイズ:約42×32×38(h)cm●収納サイズ:約42×16×38(h)cm●容量:約35L●重量:約1.4kg●49時間保冷

ソフトクラーボックス最強モデル 2017年モデル 

●素材:TPE加工ポリエステル、ポリエチレン(フォーム)、PETアルミニウム(取り外しライナー部分)、PEVA(ライナー)●本体サイズ:約42×32×33(h)cm ●収納サイズ:約42×16×33(h)cm●容量:約25L●重量:約1.3kg●42時間保冷

ファミリーキャンプ標準モデル 2017年モデル 

●本体サイズ:約58×46×45(h)cm(ハンドル収納時)、約58×46×106(h)cm(ハンドル使用時)●容量:約47ℓ●重量:約7kg●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン

これからキャンプやBBQはじめるならまずはこのモデルを基準に考えるといいだろう。家族4人1泊2日キャンプ、BBQなら十分なサイズだ。50Lクラスからはコロコロが大事になります。繰り返しになりますが、クラーボックスの保冷力の性能は断熱材で決まります。安価なクラーボックスの断熱材は発砲スチロールなのですが、エクストリームシリーズからは発砲ウレタンが利用されています。重くなるという欠点があるのですが保冷力は上がります。ちなみに発砲ウレタンの上は真空パネル材という高級な断熱材があります。高級な釣り用クーラーボックスで使用されています。

2017年モデル
●本体サイズ:約46×33×40(h)cm ●容量:約26ℓ ●重量:約3kg ●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン 

プールや海、BBQサイズですかね。小さくても詰め込むとそれなりの重量になります。移動距離を考えて使うこと

2017年モデル
●本体サイズ:約66.5×50×50(h)cm(ハンドル収納時) 、約66.5×50×109(h)cm(ハンドル使用時) ●容量:約52ℓ ●重量:約7.5kg ●材質:ポリエチレン、ポリプロピレン、スチール、発泡ウレタン 

芝生の上とかで威力を発揮しそう。ゴムバンドをセットできるようになっているので荷物も同時に運べるという機能があります

2017年モデル
●本体サイズ:約60×42×41(h)cm●容量:約51L●重量:約7.5kg●材質:スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン●仕様:ラッチロック、ドレイン 

こだわり派向けモデル ここらへんのクラスになると素人がうんちくを語ってはいけません。コーラーの栓抜き付きですよ!

2016年モデル
使用サイズ:約43×32×39(h)cm 収納サイズ:約43×32×16(h)cm 重量:約1.6kg 

ソフトクーラーボックスの中で最強の保冷力 何度も言うが、大型のソフトクラーボックスに詰め込みすぎると持ち運べなくなる.35Lモデルはキャリアーなどと組み合せて利用することも考える必要がある

2016年モデル
使用サイズ:約43×32×29(h)cm 収納サイズ:約43×32×14(h)cm 重量:約1.4kg 

ソフトクーラーボックスの中で最強の保冷力 このあたりの25Lサイズが利用しやすい.日帰りのBBQや海遊びや川遊び.2泊2日以上のハードのサブクラーボックスとしても最適

2015年モデル
36×30×48(h)cm(ソフトクーラーのみ)約36×30×95(h)cm(フレーム込) 約2.4kg 約40L 

Dayキャンプ 海や川 やっとだしおったか・・・新幹線で出張あるサラリーマンがいる会社なら2,3年前に開発できる商品 コロコロ率めっちゃ高い 30kg越えたら運べんちゅーの車通勤のお大臣社員が多いのかな?公正取引委員会に指摘されるまでほおっておいや役員が悪いのか?ファンだった故に残念でならない

2015年モデル
約49×32×35(h)cm 約4.7kg 約26L
Day キャンプ  海や川 レトロ系のNewカラー
約49×32×35(h)cm 約4.7kg 約26L
Day キャンプ 海や川 ハンドルを下げることで蓋全体の開閉が可能、ハンドルを上げると蓋をしっかりとロック栓抜き付き
約72×40×44(h)cm 約5.7kg 66L
2泊3日 エクストリームがお値段改定 よりお求め安い価格に 旧エクストリームの1サイズ上と同じ価格に
58×46×45(h)cm、ハンドル使用時約58×46×106(h)cm  約5.6kg 56L
1泊2日 耐久性さえ確信がもてれば非常に気になるサイズと機能2015年になり、耐久性に関する報告があがってくれば主流になりうる製品
約46×33×40(h)cm 2.7kg 26L
Day キャンプ 海や川 国産釣具メーカーのクーラーと対抗する製品 発砲ウレタン素材としては軽い部類に入る 非常に気になる製品 オプションでベルトなんかが発売されるとダイワ、シマノは価格的に本気ださないとやばいかもしれない
約60×42×41(h)cm 7.5kg 51L
1泊2日 見た目重視おしゃれ家族に最2013年のキャンプ場には何色がはびこるのか?
約60×42×41(h)cm 7.5kg 51L  1泊2日
見た目重視 おしゃれ家族に最適
約101×49×高49cm 約11kg 113L
2泊3日 このサイズはイベント向き クラブなど団体で使う用 2Lのペットボトルが縦に入る
約91×42×高46cm 約9kg 95L 2泊3日 このサイズもイベント向き 引くことはできるが中身が詰まっていると車から出し入れがたいへんなサイズ
約80×40×高45cm 約6.6kg 66L 2泊3日
このあたりがファミリーキャンプ向けサイズ1BOX+3ナンバー車でないとちょっときついサイズ

約70×37×高44cm 約5.5kg 49L
2泊3日 2泊3日となると最低このサイズはほしい
参考>旧モデルですが参考情報

クーラーボックス比較

約66×43×43/108(h)cm 約7kg 45L
1泊2日 クラーボックスのコロコロ非常に便利です。お酒を飲まない4人家族であれば50Lでも十分でしょう
約49×34×42/94(h)cm 3.3kg 26L
半日 デイキャンプ、海水浴に最適