ダッチオーブン

ダッチオーブン比較

キャンプ道具も一通り揃い、キャンプにも余裕がでてきたころにほしくなるのがダッチオーブン.いざ購入するとなると種類も多く悩みどころ満載です. まずは素材別に紹介します.

ダッチオーブンを素材から選ぶ

鋳鉄製

一般的なダッチオーブンは鋳鉄製ものになります.鉄を型に流し込んで作ったもになります.
使い込むことでブラックポットといわれる黒光りするようになります.使う前にシーズニング(慣らし)が必要で、調理後も洗剤で洗うのではなく、熱湯処理などで手入れをします.また、保管時も錆びないよう湿気対策が必要である.このように手間隙がかかる分、気持ちも入りますし、美味しいお料理もできます.道具を育てるという気持ちにもなり、愛着もわいてきます.大人中心のキャンプ、子供さんも大きくなって余裕のあるキャンプで使いたいですね.

黒皮鉄板

黒皮鉄板素材のダッチオーブンの生みの親はユニフレーム社である.黒皮鉄板をプレスとスピニングで絞り、切削加工で仕上げたダッチオーブンです.鋳物の弱点である、衝撃やヒートショック(急激な温度変化)による割れがないので丈夫です.また、鋳鉄より熱伝道が均一であるためムラなく食材に熱を伝えることができます.シーズニングが不要なめ手軽に使えるというのも特徴です.本格的な鋳物のダッチオーブンに自信がなければこの黒皮鉄板素材のダッチオーブンをお勧めします.

アルミタイプ

基本的な使い方は鋳鉄製と同じで、使う前にシーズニングなどは必要です.特徴としては”軽い”ということです.鋳鉄製のものは10インチで6.5kg前後.12インチとなると9kgにもなります.マンション住まいで駐車場まで遠い.バリアフリーになっておらず台車が使えないなど.運搬に苦労する可能性のある方は一考の必要ありです.
金属製の土鍋感覚で使えるという特徴もある.

ステンレス

ステンレスダッチオーブン.ステンレス製なので普通の鍋感覚で使用することができます.シーズニングなども不要です.ダッチオーブン料理はもちろん、煮込み料理などをしても匂いが気になりません.翌朝、暖めなおして食べるなんてことができるはステンレス製の特権です.子供にも世話がかかりますし、手軽にダッチオーブンが楽しめるということで管理人はこの商品を使っています.
参考>ダッチオーブンで石焼イモ
ダッチオーブン
参考>フライパンとサイズを合わせておくと便利
ダッチオーブンダッチオーブン
参考>ローストビーフダッチオーブン
参考>鶏肉料理とダッチオーブンでピザダッチオーブン

参考>ステンレスダッチオーブン 家でも使えるシリーズ
実はこのステンレスダッチオーブンは家のガス用お鍋としても普通に使えます
ダッチオーブン
ダッチオーブンダッチオーブン

参考>ステンレス製ダッチオーブンvsバーミキュラ

ダッチオーブン

ダッチオーブン 形(種類)から選ぶ

キャンプオーブン

焚き火などでも使いやすいように3本の足があるタイプになります.蓋は炭や薪を置きやすいようにふちがある.
ただし、販売されているダッチオーブンは底がフラットのものが多い.最近は野外キャンプでもツーバーナーなどを標準的に使うことが多いのでフラットのほうが使いやすいからです.本格的にやり込むならこのタイプがお勧めです

キッチンオーブン

家庭のキッチン用の作られたダッチオーブン.底がフラットで、蓋も炭や薪を置くことを想定していないので溝はない.おおきななべの感覚で使えるので使いやすい.

スキレット

簡単にいうと鉄のフライパンです.ただ、鋳物で厚みがあるため火のとおりが均一になる.その分重くなってしまうというデメリットもある.

コンボクッカー

ダッチオーブンの鍋にスキレット(フライパン)が蓋になるタイプのもの.家庭メインで使うならコンボクッカーを選択するといいでしょう.

ダッチオーブンのサイズ

ダッチオーブンがアメリカ発祥のため鍋のサイズはインチ別になっています.直径5インチ(12.7cm)~14(35.5cm)インチのものがあります.どのサイズを選ぶかは悩むところです.1台選ぶとなると、車の荷台スペースなど問題なければ12インチ(約30cm)がいいでしょう.私は10インチ(28cm)を所有していますが、正直もう1サイズ大きくてもよかったかなと思っています.家庭で使っているフライパンは28cmのものが多いかと思います.ふたを流用するなら10インチ(28cm)がいいかもしれませんね.

ダッチオーブン用語と魅力

シーズニング

最近ロッジ製などはシーズニング済みの製品も販売されていますが、通常の鋳鉄製のダッチオーブンは使う前にシーズニングという作業が必要になります.
1)購入後、コーティング(錆び止め)を洗い流す
鍋とフタを洗剤とスポンジを使って洗います.洗い終わったらすぐにタオルなどで水分を拭き取って乾かします.
2)鍋にお湯を入れて沸騰させる
ワックスが浮いてくるので2,3回繰り返す.
気になる人はこの間に洗剤で洗ってもいい.
3)オリーブオイルを全体に薄く塗って焼きを入れる
ここからは野外で行うことが望ましい.
鍋全体にオリーブオイルを薄く塗ります.
白い煙がでなくなるまで加熱します.
さらに全体にオイルを塗り焼きを入れます.
この作業を5回ほど繰り返します.
(時間があれば何回でもどうぞ)
また、家にあるオーブンレンジに入るのであればオーブン機能で焼きを入れることも可能です.
4)野菜を焼いて臭みをとる
玉ねぎやネギの野菜を入れて強火で炒めます.
炒め終わったら野菜と油を拭き取ります.
綺麗な油を塗り直して再び野菜を焼きます.
この過程を2,3回繰り返します.
5)最後に綺麗な油を塗って加熱
くれぐれも冷ますのは自然に
※これぞ正解という決まりはないので、以上のような流れが一般的なシーズニングになります

ブラックポット

ダッチオーブンは使い込むことで成長すると言われています.使えば使うほど黒輝します.
料理を楽しむだけでなく、ダッチオーブンを育てるという楽しみ方もあります.男のロマンみたいなのを感じますよね.

ダッチオーブンのオプション品

リフター

ダッチオーブンは高温になり、何より重いので専用のものがあったほうがいいでしょう.鍋本体の持ち運びだけでなく、蓋の開け閉めでも必要になります.

革グローブ

軍手だとちょっと怖いです.また蒸気などからも手を守るためロングタイプがいいです.

ダッチオーブン用の台

鍋を置く台というより、蓋を置く台としてもあると便利です.蓋は重いのでひっくりかえして置きにくいんです.最悪、鍋は地面に置いてもいいのですが、蓋の内側が汚したくないので何かしら置き場所が必要になります.

収納ケース

ほぼ必須です.すごく重いのでダッチオーブン専用の収納ケースが必要になります.7kg以上の鍋になりますので紙袋などでは運べません.

 

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