キャンプ場のトラブル

このコーナーは、キャンプ場でのトラブル集です。

トラブルの多くは、人と人との思い違いからはじまります。非日常を味わうために来ている空間(キャンプ)でのトラブルは、できるだけ避けたいもの。トラブルを避ける方法やアイデアを、みなさんと一緒に考えたいと思います。

騒がしくて眠れない

キャンプ場あるあるNo.1、うるさくて眠れない問題です。

これはフリーサイト系(場所を自由に選べる)で多い傾向があります。早い者勝ちで広い場所を確保しやすいという特性から、グループキャンパーが集まりやすいためです。子連れのグループも、大人だけの飲み会的な集団も、どちらもあり得ます。

対処の順番

まずは穏やかにお願いする……子供と一緒に「すみません、少し静かにしていただけますか」と伝えるだけで、たいていは解決します。悪気なく気づいていないだけ、というケースがほとんどです。

改善しなければ管理棟へ……直接の口論は、お互いにとって最悪の結果を招きます。ほとんどのキャンプ場には消灯時間のルールがあるので、管理人さんから注意してもらうのが最も確実で安全です。第三者から言われると素直に聞くものです。

それでもダメなら管理者経由で警察に……自分たちで対峙しないこと。これが鉄則です。

こちらは休日を静かに過ごしたいだけ。感情的にぶつかっても、せっかくのキャンプが台無しになります。「自分で解決しようとしない」のが、いちばん賢い対処法です。

そもそも静かに過ごしたいなら、区画サイトを選ぶ「ソロ・静音サイト」を設けているキャンプ場を選ぶのが根本的な解決になります。最近はそういうエリア分けをするキャンプ場が増えてきました。

予約間違い問題

いろいろな問題が発生するキャンプですが、唯一この予約ミス問題は、我々キャンパー側でも防げるものです。

ネット予約サイトが普及した今も、小規模なキャンプ場では紙の宿泊台帳で管理しているところが少なくありません。IT化されていないのが悪いのではなく、そういう運用なのだと理解して、こちらが備えるのが現実的です。

方言がきつくて聞き取りにくい、というのもよくあります。悪気があるわけではないので、こちらが繰り返し確認するのがいちばんです。

予約は「二重チェック」が基本

① 予約 → ② 1ヶ月前に確認 → ③ 直前に最終確認

ビジネスでも当たり前のダブルチェックです。田舎ではリカバリープランがない(近くに代わりの宿がない)ので、家族の秘書になったつもりで、日付を「〇月〇日から〇泊」と正確に伝えて確認しましょう。ネット予約の場合も、予約完了メールを必ず保存しておくと安心です。

サイトがボコボコやん

これはフリーサイトだけでなく、有料サイトでもシーズン後半、10月あたりになると発生する問題です。

ただ、穴はあまり問題になりません。埋めればいいだけです。問題は突起物のほうです。

石や岩なら比較的目につきやすいのでまだOK。怖いのは、前の利用者が残していったペグなどの人工物です。テントの破損はもちろん、人が踏むと大怪我につながります。被害に遭わないよう、設営前のサイトチェックは怠らないようにしましょう。

そして——自分がペグを残さない。撤収時のペグの本数確認は、次に来る人への最低限の思いやりです。

ゴミの分別問題

ここで言うゴミ問題は、キャンプ場のゴミ分別のことです。

地域によってゴミ処理の方法、収集方法が違います。慣れていないと、どうすればいいか分からないんですよ。自然の大切さを学びに来ている家族も多いと思います。子供がいる前で「多少は多めに見てよ」とはできないのも悩みどころです。

最悪、生ゴミ以外は持ち帰るなど、迷った場合は家に持ち帰るのが正解です。空になったクーラーボックスに入れると、比較的衛生的に持ち帰ることができます。

チェックイン時に分別ルールの説明があるので、そこでしっかり聞いておきましょう。分からなければ、その場で聞くのがいちばん早いです。

炊事場の混雑問題

キャンプはGWやお盆休みに集中します。ある部分は仕方がないのですが、受け入れ人数と施設の数が比例していないキャンプ場が多い、というか、ほとんどです。

家族キャンプで最大の問題になるのが炊事場です。ファミリーキャンパーの行動パターンはどうしても似通うので、食事の準備、後片付け、洗面タイム・・・時間がバッティングして混雑します。

反感を買いやすい「一歩先を行く行動」

調理時間に洗い物をする……洗剤が飛ぶので嫌がられます

大物の器具を洗い出す……並んでいる人が待たされます

歯磨きタイムに洗い物をしだす……子供を寝かせたい人が困ります

回避方法は、家でできる洗い物は持ち帰って後回しにする水タンクを上手に利用してサイト内で済ませるあたりでしょうか。少し時間をずらすだけでも、お互い気持ちよく過ごせます。

【令和版】最近増えたトラブル

キャンプ人口が一気に増えたことで、以前はなかったトラブルも出てきました。

焚き火・直火のマナー

焚き火ブームで、焚き火台なしの直火や、焚き火シートを敷かずに芝を焦がすトラブルが増えています。多くのキャンプ場で直火は禁止です。撤収時に灰を放置するのも論外。灰は必ず指定の灰捨て場へ、火消し壺があれば持ち帰りましょう。

また、煙は隣のサイトに流れます。風向きを見て、洗濯物やテントに煙が当たらない位置に焚き火台を置く配慮を。

SNS投稿と写り込み

写真を撮る機会が増えましたが、他人のサイトや子供が写り込んだ写真をそのまま投稿するのはトラブルのもとです。特に子供の顔は要注意。撮影時に周囲を確認する、投稿前に加工する、といった一手間が必要な時代になりました。

逆に、自分たちが写り込みたくない場合は、撮影している人に一声かけるのも手です。

ポータブル電源とドローン

ポータブル電源が普及して、扇風機やプロジェクターを使う人が増えました。便利ですが、夜間の光や音は思った以上に周りに届きます。深夜の映画鑑賞は、音量とスクリーンの向きに配慮を。

ドローンについては、多くのキャンプ場が飛行禁止です。飛ばす前に必ず管理者に確認してください。

ソロキャンパーとファミリーの共存

ソロキャンプが定着し、静けさを求める人と、賑やかに過ごす家族が同じ場所にいることが増えました。どちらが正しいという話ではありません。

キャンプ場側もエリアを分けはじめているので、自分のスタイルに合ったサイトを選ぶことが、お互いにとっていちばんの解決策です。予約時に「静かに過ごしたい」「子供連れです」と伝えておくと、配慮してもらえることもあります。

キャンプ場選びとマナーの関係

誤解を恐れずに言うと、キャンプ場の料金と、そこで過ごしやすさは、ある程度相関します。キャンプ経験も20年近くになりますが、経験上そう感じます。

ただしこれは「安く済ませる人のマナーが悪い」という話ではありません。理由は管理体制の差です。

料金に含まれているもの

管理人が常駐している……ルール違反にすぐ対応してもらえる

消灯時間などのルールが明文化されている……注意する根拠がある

区画が分かれている……隣との距離が保たれる

無料や格安のキャンプ場は、そもそも管理する人がいないことが多く、何かあっても自己解決するしかありません。初心者のうちは、管理人が常駐している有料のキャンプ場を選ぶほうが、安心して楽しめます。

ホテルや旅館に宿泊するよりかは十分安いので、あまり価格重視になりすぎないほうがいいかもしれませんね。

まとめ|トラブルは「起きる前」に避ける

自分で対峙しない。困ったら管理人さんへ。これが最も安全で確実です。

自分のスタイルに合ったサイトを選ぶ。区画サイト、静音エリア、ファミリー向け。選択肢は増えています。

次に来る人のことを考える。ペグを残さない、灰を片付ける。それだけでトラブルは半分減ります。

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