キャンプ道具選定基準

キャンプ道具選びは今後のキャンプライフに大きく影響します.慎重にキャンプ道具選びをしましょう.キャンプ道具選びのお手伝いをします.

テントを選ぶ

キャンプとなるとメインの道具がテントになりますよね.さて、どんなテントを選べばいいのか?何を基準に選べばいいのか?テント選定のお手伝いができればと思います.

収納、運搬面から考える

まず、普通に考えるのは大きくて広いのがいいのかな?ということではないでしょうか.大きいとたくさんの人数が寝れる、荷物を置くスペースなどもできて快適というメリットがあります.
しかし、大きいと収納時も大きく重くなり、運んだり家での収納スペース確保もたいいへんです.実は大きいなりのデメリットも多く、単純に広くて大きいのがいいとは言えません.3ナンバー以上の車+一軒家ならなんの心配もあしません.しかし、ほとんどのキャンパーは我が家のように日々の生活する荷物でいっぱいで、キャンプ=レジャー用の荷物は極力少なくしたいのが本音ではないでしょうか.
また、最近のキャンプブームで整備されたオートキャンプ場も多くなっているのですが、日本国というお国柄の事情か、狭いサイトが多いんです.テントの大きさだけを考えて購入すると失敗や後悔する可能性が高くなります.

どれくらいの広さがいる?

キャンプにおいて、テントで寝るというのも大きなイベントの1つなのですよね.すごく大事な要素なような気がしますが、実際のところは”寝るだけ”になることが多いんです.トランプで遊んだり、家族だんらんなんて考えられているかもしれません.しかし、昼間に普段経験することのない野外生活で、夜になるとほとんど体力が残っていないんです.
慣れないテント、タープの設営をしたお父さん、お母さん、昼間から夕方にかけてめいいっぱい遊んだ子供たち.翌朝からの予定が詰まってたりと、キャンプを何度か経験していても、テントに入った瞬間に就寝というパターンが多いんです.
結結論としては、将来的な家族構成、友達最大何人と行きたいなどを基準に考えるのですが、できるだけ小さいものでOKということでし.
決して快適とは言えませんが、定員人数+大人1人、子供なら+2人くらいで考え、できるたけコンパクトなものを選んでおくと後悔は少ないはずです.

機能面

1泊2日のキャンプですと、耐水性能とかはあまり気にする必要はないです.最近のテントはエントリーモデルでもどんどん品質が良くなっています.強いて言うなら、換気機能、テント内の収納袋(携帯や鍵入)、天井にLEDライト用のフックなんかがあるといいですね.1点だけ、標準添付のペグがプラスチック、おもちゃっハンマーなら、それだけは買い替えたほうがいいです.

縫製やシームテープは雑ですが、5年くらいまではいけます

スノーピーク(snow peak) ヴォールト

スノーピークのエントリーモデル

タープを選ぶ

テント、タープ、どちらにお金をかけたほうがいいかというと、長い時間を過ごすリビングスペースを快適にすることをお勧めします.
リビングスペースにかかせないのがタープです.タープには大きく2種類、ヘキサタープとスクリーンタープがあります.
最近はスクリーンタープが人気がありますが、虫除けになるのと、敷居ができるのでなんとなく安心できるというのが人気の理由になります.

2人~家族4人くらいまで

ヘキサタープの利点は低コスト、省スペース、シンプルということです.設営も簡単で、撤収も楽ちんです.収納時もコンパクトで軽いということで、言うことなしです.
管理人もキャンプをはじめたころはヘキサタープを使っていました.
デメリットは特に支柱の2点式ですと背も低く、スペースが狭く圧迫感があるということです.デイキャンプなどでも使えますのでまずはコンパクトなヘキサタープから検討しましょう.

2家族でや大人6人以上

大人数のキャンプが多い場合は支柱がある、6点式のものを選びましょう.4隅の支柱は使わないレイアウトも可能です.このタイプのタープは背が高いので、しゃがむ動作がなくなるので、キャンプ生活が一気に快適になります.

スクリーンタープ

3.3×3.3くらいのサイズでも意外と広くて2家族(8人)くらいは十分入れます.キャンプに行きたいお父さんが、虫の苦手な娘のために奮発したなんて話はよく聞きます.虫はもちろんですが、雨や風を防いだり、春、秋の夜に寒くなったりしたときの防寒対策にもなります.プライベート空間になりますので、なんとなく安心するという心理も生まれます.
問題は設営と撤収の手間と収納時のサイズ、重さです..収納時はテントより大きく、重くなります.キャンプ道具の中で、最重量物が1点増えますので買う前に車載容量や家の収納のことを十分考慮するようにしましょう.
近頃はテントとタープが連結できるようになってきています.狭いサイトでも対応できるように連結タイプがお勧めです.

テント、タープの進化系

テントとタープの連結の延長上にあるのがテントとタープがセットになったタイプです.テントスペースは若干狭くなりますが、外側を覆うフライシートが1枚になるため、テントとタープと別々より収納時の容積が小さくなります.
元々連結されているので、意外と面倒な連結作業もいらないという利点があります.荷物を極力減らしながら広いスペースを確保したいや、これから新しくテントとタープの購入を考えているキャンパーは1度は実物を見てみるといいでしょう.唯一の欠点は設営が複雑で難しということです.

4点支柱のシェード゙タイプ

運動会の本部などでよく使われるタイプで、キャンプ用としては正方形のかたちのものが多いようです.個人的にはお勧めしません.(他人のを見ている限り)設営が意外とたいへんそう.風の煽りに弱いなどがお勧めしない理由です.子供たちのスポーツ観戦、野外イベントの本部などにはいいかもしれませんが、天候に弱いというところがキャンプ向きではありません.

テーブルを選ぶ

多少不便でもコンパクトさを追及したキャンプ道具選びをしておくと大きな失敗はない.テーブル選びで大事になるのがまずは高さ、使う椅子と合わせることである.また、大きいのを1つより高さを合わせた中と小を2つのほうが使い勝手がいい.メインのテーブルは定位置にレイアウトして、小テーブルをシーンに合わせて移動するのがベスト.BBQするときの素材置き場、料理の際のキッチンテーブルにしたり、実際の食事の際は2つ合わせて広いテーブルとして使ったりといろいろ使い道がある.

チェアーを選ぶ

買ってはいけないキャンプ道具にも書いてあるが、パイプチェアは非常にすわり心地はいい.ただし、コンパクトさに難点があるという理由で管理人はお勧めしていない.椅子はどうしても人数分必要なので特にファミリーキャンパーのような人数が多い場合はコンパクトさを優先したほうがいいだろう.
コンパクトさを追求すると必然的に棒状に収納される椅子になる.棒状に収納される椅子の欠点はおしりのところに張りをだす構造にできないため、どうしてもおしりがしずんですわり心地が悪くなる.また、座り心地だけでなく、深く座るため、座ったり立ったりするのも面倒なんです.
そんな欠点をある程度カバーするチェアが管理人も使用している スリムキャプテンチェア である.
この椅子はおしりの部分に補強がしてあるので棒状の椅子の欠点である沈みがほとんどない.現行モデルはクッション素材も入っており座り心地が向上している.パイプ椅子と一緒まではいかないが近い座り心地で、かつコンパクトになるという特徴があります.

BBQグリルを選ぶ

BBQコンロの選定基準は、まず、BBQグリル(BBQコンロ)を使い捨てと考えるか、数年使う耐久素材と考えるかで選定基準がかわる.
使い捨てと考えるなら、スーパーなどで販売している1000円前後のものでいいだろう、ただしあまりに底の深いタイプのものは避けること.炭と網の位置が遠すぎて使い物にならないものがあります.
耐久材と考える人は各メーカからいろんなタイプのBBQグリルが発売されているものを選ぶといいだろう.
通常の70cm前後のテーブルの高さのダイニングを考えているキャンパーは足付きのBBQグリルが無難.ロゴスやコールマンのハイスタンドタイプをまずは検討.流行のローススタイルで考えているならスノピ、ユニフレーム ファイアーグリル ユニセラなどを選んでおくと後悔することはないだろう.
なかなか買い換えれるものでもないのでじっくり選定しよう.

BBQの詳しい解説は > >BBQで確認してほしい

ランタンを選ぶ

最近のLEDランタンの能力はすばらしい、特に777XPは値段も安くなりキャンプだけでなく懐中電灯代わりに1家に1台あってもいいのでは・・・ちょっと大げさか.テントの室内用には文句なし、リビング用としては若干の能力不足ではあるが許容範囲.ただし、メインのランタンとしてははっきり言って能力不足である.
メインとなるガスかガソリンのランタンは1つはほしい.特に明確な選定基準はないが、年に3回以上キャンプに行く自身があるならガソリン、1,2回ならガスランタンでいいのではなかろうか.サブのランタンをLEDにしてメインのランタンを燃料系にするのがベストな選択か.

ストーブ、コンロを選ぶ

何度も言う通り、燃料系の機材は同じ燃料を使うように統一しておこう.先に燃料系のランタンを購入しているなら有無を言わさず同じ燃料のものを選ぶこと.ガソリンタイプを選ぶなら選択はほとんどなくコールマンとなる.
数もでているので信頼性が高いのとメンテナンス用の部品が入手し安いという利点がある.
迷うのがガスタイプのコンロである.ツインかシングルかでいうと、当然ツインのほうが使い勝手はいい.ほぼ家庭と同じなので同時に複数の料理ができあがる.ツインかシングルかは車の車載容量と相談しよう.
まだ余裕がありそうならツインを選択.次に悩むのがメーカですが、実はプリンターなどとよく似ていて本体は比較的安く設定されていて、消耗品のガス缶で収益を上げるという構造になっている.
どこに行っても置いてあるコールマンですが、実はガス缶の価格はあのスノーピークより高いという落とし穴がある.詳しくは > > >ツーバーナー比較で確認してほしい.
機械への憧れだけで選定すると後悔することもある.燃料費などが気になる人はどのガス缶が使えるかを基準にメーカと機種を選定すると失敗は少なくなるだろう.
なら、このメーカと思い切って紹介したいところなのだが、燃料統一の観点からいうとランタンも同じメーカにする必要性がでてくる.ここが紹介できない理由で、ランタンとなるとどうしてもコールマンの商品力に他メーカが適わない.そんなことで管理人も毎回、高いな~と思いながら割高なコールマンのガス缶を買うしかないのである.これから購入する人は ランタン、バーナー、ガス缶の3点セットの組み合わせを時間をかけて悩んで楽しいんでほしい.

クラーボックスを選ぶ

キャンプ以外でも使うことが多いクラ―ボックス.テントやタープを買い換えることは少ないが、このクラ―ボックスは複数所有しているキャンパーは多いのではなかろうか.裏を返せばいろんな組み合わせがあり、一番選定が難しいのかもしれない.
クラ―ボックスの選定基準は容量と保冷力.容量は3L程度~100Lまである.50Lを超えるとコロコロ付きをお勧めする.容量に関しては人数や料理によってかわるが大人2人子供2人の1泊2日のキャンプなら50L程度の容量はほしい.それ以上の人数、連泊の場合は容量の大きいハードを選ぶよりソフトクーラーボックスなどを組み合わせることお勧めする.100L近い商品もあるが、持ち運びできる現実的なサイズは70Lまで.
仮に重量的に役半分の30kgを入れてしまったとしよう=大人2人で必死になって運べるになる.容量が大きくなり詰め込める量が増えるとその分重くなることを忘れないように.
次に悩むのが保冷力.何日もつか?すごく気にする人がいます.管理人もそのなかの1人だったのですが、ここ最近当たり前のことに気付く.保冷剤の保冷力がなくなったり、氷が溶けてしまったら・・・キャンプ場やコンビニで板氷を買って補充すればいいのです.無人のキャンプ場や秘境でキャンプをしない限り板氷くらいは入手できます.まずは容量重視で機能はほどほどのレベルのものでいいのでは?というのが最近の管理人の結論.詳しくは
> >はクラ―ボックス比較で確認してほしい

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家族でオートキャンプ