お風呂にあるT字型の蛇口、温度調整と反対側に蛇口の開閉のある器具を”混合水栓”と言うようです.我が家のユニットバスは8年目.
蛇口のレバーのカチっと音が鳴らなくなった
カチっと音が鳴らなくなるだけなら問題ないのですが、戻す位置が分からなくなるので、蛇口やシャワー口からちょろちょろ水がでるようになっていました.
温水がでないや水漏れなら業者に依頼しますが、さすがに『カチっとならない』レベルで業者を呼べないですよね.
自分で修理を試みる
まず確認するのは使っている混合水栓の型番
我が家の混合水栓の蛇口はTOTOの『TUM40B7B』という型番でした.目立たないところに型番のシールが貼ってあるので確認することができます.
交換部品を確認する
TOTO水栓金具品番特定システム見つかるちゃん で使っている蛇口の型番を入力します.
いろいろ調べていると、カチっと音が鳴らなくなる原因はスペーサー(THA1-6)の金属部分の破損が原因が多いということが分りました.
修理費用の目安を確認すると1,4000円~となっています.送料を入れても1500円なので、ダメ元で取り寄せてみることにしました.
自分でTHA1-6スペーサーを取り換えてみる
修理の開始前にすること
ここの2か所を時計回りに回して止水します.元栓を閉めないといけないような工事は業者さんを呼んだほうがいいかと思います.
蛇口のレバーを外す方法が分からない
マイナスレバーで強引に外すという情報があるのですが、本当なのか?かなり力を入れても取れないんですけど・・・
よく見ると丸いポッチが(TH74778)
図面を確認するとTH74778というキャップがあることが分りました.いったいどうやって外すの?専用の工具があるの?
どうやらそんなものはないようで千枚通しなどでグリグリやるとポロっと取れます.万が一、傷つけてしまってもTH74778というキャンプは単品部品(430円)として販売していますので、怪我しないように気合を入れて思い切ってやるしかなさそうです.
知っていればなんてことないのですが、個人的にはこのキャップの存在、外すことが最大の難関でした.キャップを外せばネジが見えるのでプラスドライバーを使って外すだけです.
TH74778スペーサーの交換
ではTH74778スペーサーの交換作業に入ります
スペーサーごと交換するには大きなプライヤーが必要なのですが、持ってません・・・タオルとかで掴んで回そうとしてもギザギザのナットは回せませんでした.
スペーサーを取り外す前にちょっと待てよ・・・カチっとなる仕組みはこの金属部分の突起
壊れているハネ板だけ交換すればいいのでは?
新しいスペーサーからハネ板だけを釣り外しで交換しました.
このハネ板を交換すると、蛇口のレバーのカチっと音が復活します!
ハンドルの回りが良くなるよう掃除
気づかないかもしれませんが、実はハンドルが重くなっています.
ハンドルの内側部分の汚れを綺麗にします.
このグレーのプラスチックのリングも綺麗にします
すると、『なんということでしょう』まるで、新品だったころの軽いハンドル感が蘇ります.
さらに、ハンドルの回りが良くなるよう
さらに、ハンドルの回りが良くなるようグリスを投入.趣味が釣りということもあり、リール用のグリスを利用.
グリスはハンドルの内側と
プラスチックのリング(TH97D76)に塗ります
そうすると、『なんということでしょう』×2、さらにスムーズにハンドルが回るようになり、カチっと音がさらにしっくりくるようになりました.
交換に必要なもの
交換に必要な道具をまとめておきます.
・千枚通し
・マイナスドライバー(止水用)
・プラスドライバー(ハンドルの取り外し用)
・大型プライヤー(スペーサーごと交換する場合)
あれば便利
・ピンセット(ハネ板だけ交換する場合)
・タオル
・グリス(ハンドルの回転を良くする)
業者さんを呼ぶと1万円はかかると思いますので、チャレンジされる方の参考になれば.