失敗も旅行の想い出にはなるのですが、できればみなさんには体験してほしくない。実際に体験したキャンプの失敗談を、危険度レベル順に紹介します。
成功の楽しさを再現することは難しいですが、失敗は確実に再現します。できるだけ皆さんが失敗しないよう、私の過去の失敗談を大解放します!
危険度ベスト1|キャンプの怪我、身を守る編
川原のキャンプは危険
忘れもしない小学校6年の思い出、子どもたちだけのキャンプでの出来事です。年1回、ボーイスカウトで子どもたちだけのキャンプがあり、できるだけ涼しいキャンプがしたいということで、川原でのキャンプを計画しました。
現地は小雨。しかし、上流では大雨だったんでしょうね。気づいたら、あっという間にテントの中まで浸水。慌てて逃げましたが、振り向いたらテントが流されていました・・・。心配になった隊長が迎えにきてくれるまでの数時間、仲間うちで会話がなかったのを覚えています。
海で血まみれ
海水に浸かっているテトラポットや岩に近づくのは危険です。特にテトラポットの海水に浸かっている部分はものすごく危険で、付着している貝が危ないのです。
浮き輪につかまって近づくと、知らないうちに足が血まみれになっていることがよくあります。波の上下運動で、気づかないうちに貝殻が足を傷つけているんです。また、近づきすぎて離れようとテトラポットをキックして、足の裏が血まみれ・・・しばらく陸で歩けないなんてこともあるので注意しましょう。
カッターナイフの刃がいっぱいついているイメージです。近づかないようにしましょう。
滝の恐怖
滝ってものすごく危険だ、ってご存知ですか?
滝が打ち付けられている下は深くなっているんです。しかも裏側にえぐられています。下手に近づくと、裏側にえぐれた方向の渦に巻き込まれます。一度飲み込まれると簡単に脱出できません。
また、川も大きな岩の近くは危険です。急に深くなっていて、なおかつ流れが強くなっているからです。
水辺での遊びは十分に気をつけて下さい。海より川のほうが危険なのは、急に流れが変わるからです。普段、川遊びをしない我々は、危険な場所の把握ができません。細心の注意を払いながら遊びましょう。
ランタン爆発事件
メインのガスランタンのガスが切れたのですが、夜も遅かったのでそのまま就寝することに。翌日の夕方、事件は起きました。
その日は風の強い日でした。前日、家内が「夜露にあたるといけない」ということで、空のガス缶を外してランタンケースに片付けてくれたようです。しかし、ガスの栓を開けたままだったようで・・・。私も確認が甘かったのですが、風の音でガスの出る音が聞こえなかったようです。
新しいガス缶を装着し、点火。
『ボ〜ン』
目の前に火柱がドーン。私と近くにいた子供の髪の毛が、チリチリチリ〜。焦げ臭ぇ〜。
髪の毛が少し焦げる程度で大事には至りませんでしたが、非常に危険な出来事でした。かれこれ10年ほどキャンプをやっていましたが、意外な盲点でした。
ガスコンロでも同じような爆発を経験したことがあるのですが、ランタンのほうが顔の近くで点火する可能性が高いので危険度がアップします。火の点火の際は十分に注意しましょう。
危険度ベスト2|テント・タープ関連
テント設営場所の失敗①|水辺
先にも注意したように、水辺でのテント設営は非常に危険です。海の満潮を計算するのは当たり前なのですが、川の恐ろしさを知っておいたほうがいいです。
中州にテントを張るなんてのはご法度中のご法度ですが、上流部の渓谷でのキャンプも危険です。子どものころ、テントを流されたことがあります。上流部で大雨が降ると一気に増水します。
ただでさえ天候不安定な山でのキャンプ。調子に乗って川縁でテントを張っている人たちがいますが、非常に危険なのでやめましょう。増水時も水が来ない安全なスペースでテントを張りましょう。
テント設営場所の失敗②|傾斜
レイアウトや見た目より、地面の一番よい(寝心地のよさそうな平らな)場所にテントを設営しましょう。夜寝るころに後悔しても、移動はできませんよ。
今の時代、最悪の場合は助けが来ますが、サバイバル知識として、万が一の災害時に生き残るための知恵として、子供さんたちにも教えてあげて下さいね。
テント設営場所の失敗③|松の木の下
松脂事件・・・朝起きたら、テントとタープが松脂でベトベト・・・。
日陰で涼しいと思っても、松の木の下でのテント設営は避けたほうがいいでしょう。松脂が落ちてきて、テントやタープをベトベトにしてしまいます。水洗いした程度では松脂はとれません。一生ものの汚れになってしまいますので、できるだけ松の下での設営は避けましょう。
テント設営場所の失敗④|水はけ
雨に備える・・・整備されすぎているキャンプ場の場合、逆に水はけが悪い場合があります。新設や増設サイトなどが、その確率が高いです。
雨が予想される場合は、サイト内でもなるべく高い位置にテントを設営しておきましょう。水たまりにならない限り、1晩くらいは浸水せずに持ちこたえてくれます。逆に、水溜りになった上にテントがあると一瞬で浸水してきます。
テント設営場所の失敗⑤|落ち葉の上
小さい石でも硬いものは極力排除しておくのが鉄則なのですが、落ち葉などの上にテントを設営するのも、できるだけ避けたほうがいいです。
クッションになっていいのでは? と思われるかもしれませんが、実は虫や動物にとっても住みやすい場所になっているんです。
過去にテントの下を、モグラ? ヘビ? が通ったことがあるんです。テントの下で何かが動くんです・・・そりゃーもう大騒ぎしましたよ。この時は車に逃げて、結局、車中泊しました。
タープ設営について|風向き
風向きを考えましょう! 風が抜けるような方向でタープを設営することが鉄則です。煙抜けをよくするというのもありますが、突風対策です。
風が強くなると、タープは大凧に化けます。風を受ける面積も広いので、強い風が吹くと予想以上の恐ろしい動きをします。さらに、強風の状態で1本でもペグが飛ぶと、先のとがったペグとロープが暴れだします。近くに車があれば傷だらけ、一度暴れだすと人が近づくことも困難になります。事前の対策が大事です。
危険度ベスト3|キャンプ生活系
トイレの確認
近頃は和式トイレ未経験という子どもさんも多いと思います。さらに、キャンプ場は山奥が基本なので、下水が整備されていることも少ないです。=汲み取り式となります。デリケートなお子さんがいる場合は、事前に確認しましょう。簡易トイレなどを準備しておくといいかもしれませんね。
スモーク(ダンボール製は使えない)
ダンボールのスモークセットを見かけたことありませんか? はっきり言って使えません。
桜のチップを少しずつ入れて燻していくのですが、温度が上がるとダンボール自身が燃えてしまいます。2回購入して、2回とも同じことが起きました。缶タイプも熱で変形して2回目は使えないようですが、1回は燻製が楽しめると思います。
ペグ打ちはしっかりしましょう
タープ設営でもお話ししましたが、ペグをしっかり打ち込んでおかないと、突然の天候不良に対応できません。ペグが抜けて一度大凧状態になったタープは非常に危険です。
オートキャンプ場は車が乗り入れますので、地面が硬くて最後までペグを打ち込むのが大変な場合もあります。そんな場合でも、鋼のペグを準備するなどして、ペグ打ちは適当にしないことです。またフライシートのペグ打ちを怠ると、雨が降ったとき浸水します。
悪天候のキャンプ
一度経験すれば二度と行きたくない雨のキャンプ。ですが、なかなかできないのが天候不良のキャンプ中止の決断です。
実際には、悪天候のキャンプほど最悪なものはありません。初心者であればなおさらで、キャンプ初心者、未経験者ほど、思い切って中止することを強くお勧めします。2泊3日のキャンプで翌日に雨が降るのであれば、1泊2日に変更し、勇気ある撤収も必要です。
雨の中での慣れない作業は時間もかかりますし、ほんとうに最悪です。また、撤収も大変なのですが、濡れた道具を車に乗せなきゃいけない、家に帰ってから干さないといけない・・・後片付けが普段の何倍も時間がかかります。
庭付き、広い一軒家であればいいのですが、そんな恵まれた環境の方は少ないはずです。マンション住まいだと、何日間もかけて狭いベランダで乾かさないといけないですし、3m四方のテントはどこでたたむ? 想像を絶する大変な作業が待っています。そのままにしておくと、カビで使えなくなりますからね!
とにかく、天候不良の可能性があるなら思い切って中止しましょう。家族の安全を確保する意味もありますので、楽しみにしていても勇気ある中止の決断は家族のリーダーの役目です!
砂浜や砂利の恐怖(車)
調子に乗って車で砂浜に突っ込んだ私・・・。当時、3.5Lエンジンのパジェロショートに乗っていたのですが、砂浜で立ち往生したことがあります。空回りが怖いので、少しの傾斜でも登れなくなるんです。恥ずかしい思いをするのでやめましょう。
危険度ベスト4|キャンプの食料事情
現地調達の罠①|釣れない
魚を釣って、食料を現地調達!・・・2回に1回は失敗に終わっています。ネタ的には面白いのですが、必ずインスタント麺などの保険をかけておきましょう。
現地調達の罠②|道の駅に着けない
最近はいろんなところに道の駅ができ、特にキャンプ場があるような田舎にあることが多いんですよね。午前中に到着して現地の美味しい野菜を調達する予定が、渋滞に巻き込まれて何も買えなかったという経験があります。全て現地調達というのは、危険なのかもしれませんね。
使えないBBQグリル
底が深いBBQグリルで、いつまでたっても半生・・・。
底が深いグリルは、炭を底上げできる機能はあるか、網の高さを調節できるかを確認してから購入しましょう。あまりに炭火から遠いと、いつまでたっても焼けません。特に安いBBQグリルを購入するときは、調節が可能か確認してから購入しましょう。
そうめん事件
普通の大人なら常識なんだと思いますが・・・はりきって、滅多に調理しないのにキャンプ場で調子に乗っているお父さんへの忠告です(普段お手伝いをしない中学生も同じ)。
そうめんなど(乾麺)をゆでるときは、沸騰したお湯に麺を投入しましょう。面倒だからと水の状態から麺を入れると、べちょべちょの麺ができます。食べれたもんじゃないですよ←子どものころ経験。誰もが一度は体験して失敗することなのでしょうか。
危険度ベスト5|その他の失敗
クーラーボックスの栓が開いている
クーラーボックスの水抜きの栓が開いているという失敗。今回で2回目、前回は車の荷台が洪水になりました。今回は事前に気づいたのでセーフ。
2泊以上で溶けた氷の水を抜く場合もありますが、この栓を抜くのは家で洗った後。家での保管時は、そのまま開きっぱなしの場合が多いのではないでしょうか。次回使う際に栓を締めるのを忘れることがよくあります。
今回は車に積み込む前に異変を察知。水漏れ??? このまま車に積み込んでたら、えらいことになりますよ。
寒い〜(防寒対策)
街中に住んでいると忘れがちなのが防寒対策です。特に春先やゴールデンウィークのキャンプやデイキャンプ、5月、9月の連休のあたりのキャンプが要注意です。山や川や湖の朝夕は、急激に冷え込むことがあります。
暑いのはなんとか耐えることができますが(唯一、暑さに耐えられなかったのが夏場のビーチキャンプ)、寒いというのは耐えることができません。(なぜか、暑さ以上に恐怖を感じます)はっきり言って眠れません。
車で暖をとるという一時しのぎもできますが、周りの迷惑もあるので、夜中までエンジンをかけっぱなしにはできません。宿泊キャンプの際は、長袖のシャツと、さらに上に羽織れる薄手のジャンパーくらいは必ず準備しておきましょう。
最悪、寝袋が薄手で寒さがしのげないときは新聞紙を利用しましょう。中で体に巻きつけるもよし、外に毛布代わりにかけるもよし。驚くほどの保温効果があります。
食料を守れ
よくあるのが、翌朝食べようと思ってテーブルの上に置いていた食べ物がない。犯人はネコちゃんあたりでしょうか。昼間に可愛がってたネコちゃんが事件を起こすんです。食事の前にお風呂に入って帰ってきたら、食べ散らかされてる・・・あだ名までつけて可愛がっていたネコちゃんが!
スクリーンタープだから大丈夫と思っていたら大間違いですよ。人がいなければ普通に中に入ってきます。食糧は完全密封して、テントかクーラーボックスに入れて隔離しておきましょう。
ゴミもよく荒らされるので、ゴミ収集BOXのあるキャンプ場では寝る前に処分したほうがいいですね。オートキャンプなら、完全密封して車に入れて保管しておきましょう。
キャンプのプチハプニング編
ゴミ袋は専用のものを
大勢でキャンプに行くと、必要なものを捨ててしまう人がよくいるんです(2回経験あり)。
スーパーでみんなで買い出しに行って、そのレジ袋をそのままゴミ袋に流用していると、食料廃棄事件を誘発しやすくなります。酔ってくると、生ゴミなのか野菜の袋なのか分からなくなるみたいです。具のない焼きそば、野菜がまったくない肉類だけのBBQを経験したことがあります。
調味料類の忘れ物
1)一番よく忘れるのは食用油
油はキャンプなどでちょうどいい使い切りサイズが売っていません。また、傷むのでキャンプ道具に入れっぱなしということもできません。家を出る直前に準備することが多いので、忘れやすいんです。油を忘れると炒め物がやりづらくなり困ります。
予防策としては、買い出しの際に必要なくても牛脂を2〜3個もらっておくことです。この牛脂に助けられたことが2回ほどあります。
2)次に忘れやすいのが醤油
醤油は使い切りサイズのものがあるのですが、買い忘れが多いです。炭火で焼きとうもろこしをしたいのに、醤油がないときの悲しさ・・・忘れないようにしましょう。
3)その次に忘れやすいのが塩
塩は腐ることもないので、キャンプ用を買ってしまいましょう。最悪、なんでも塩味にしてしまえば食べられます。味付け塩コショウなんかもお勧めです。
その他に、カレー用のコンソメを忘れることがよくあります。買い出しの際に気づけばいいのですが、ほとんどの場合、直前に気づきます。コンソメ味などの下地がないカレーって味気ないですよ〜。何を食べても美味しいキャンプと言っても、いつも入れているコンソメがないとすぐに分かります。
4)最悪の事態を想定
塩コショウの調味料を1本、キャンプ道具に常備しておくといいかと思います。
雨具の準備
大人二組分くらいは必ず準備しておきましょう。夜の突然の雨、撤収時の雨には必ず必要です。一組しかないと、一人ぼっちで撤収作業なんてことにもなりかねません。傘での作業は無理だと思ったほうがいいです。
水は多めに準備
特に夏場のキャンプは、水やお茶を多めに持っていきましょう。長時間外で活動しますので、こまめに水分補給をしましょう。
また、山中のキャンプ場は自動販売機のジュースなど、驚くほど高額な場合もあります。水分補給のためのジュース代が、サイト利用料金より高かったりしたこともあります。
失敗談を読んで「そんなことある?」と思われるかもしれませんが、全部実際に起きたことです。同じ思いをする人が一人でも減れば嬉しいです。



