ランタン比較

ランタン比較

キャンプ道具の象徴的な道具でもあるランタン、実用的な性能だけでなくインテリアとしも存在感を示すアイテム.この道具も追加はあっても買い換えはなかなかできないので将来のキャンプ生活を見据えての道具選びが重要となる.総合キャンプメーカのイメージのあるが、実はランタンといえばコールマン.

正直、ほとんどの人は、テントやBBQグリルなど、キャンプ道具の品質は日本のメーカのほうが上とお気づきではないだろうか.しかし、頻繁に使うものでもなく、しかいすぐ壊れても嫌だし・・・値段と品質のバランスを考えるとコールマンに落ち着いていたというキャンパーも多いのではなかろうか.

しかし、ランタンだけはコストパフォーマンスが優れているのでコールマンが選ばれているという理由ではなさそうだ.数ある道具の中でもランタンは何故か特別なアイテムのような気がする.燃料を噴射する音、燃焼してマントルから放たれる光・・・食事も終わって寝る前の静寂のひととき.夜空を眺めたり、虫の音色を聴いたり、風のせせらぎを感じたり・・・これぞキャンプ

コールマンのランタン、バイクでいうとハーレーダビットソン バイク乗りの誰もが憧れる乗り物に似てはいないか.性能や値段を比べると日本製のホンダやヤマハがいいのは誰もが知っている.
しかし、高くてよく壊れるハーレーに乗る憧れ、音や振動が体に伝わりなんとも言えない心地よさ・・・
コールマンのランタンはハーレーのようなブランド力を持っているのかもしれませんね、ちょっと言い過ぎかな(笑) うんちくはさておき、ランタン選定のお手伝いができればと思います.

【ガソリン】 【ガス缶】 【電池式】
ランタンは大きく3種類、ガソリン、ガス、電池と燃料別に3つに分類することができる.自分のキャンプスタイルに合ったランタンを選択するといいでしょう.

ガソリン式ランタン比較 何度も言うようにコンロとランタンは燃料を揃えること.ガソリンタイプを選ぶならコンロ同様必然的にコールマンを選択となる.理由は歴史があり信頼性が高いのと消耗品やメンテナンス品が手に入りやすいこと.燃料となるホワイトガソリンもホームセンターなどで入手できる.毎年発売される年度限定品のランタンの人気は高い.

ガスと比べると明るさ、燃費は優れている、緊急時には通常のガソリンも使用できるなどのメリットがある.ただし、多少のメンテナンスが必要なのと、収納時に余った燃料を抜くなどのひと手間がある.手間を楽しめるキャンパー向きのアイテムである.
明るさ:約360CP/230W相当 燃料タンク容量:約940cc 燃焼時間:約7~14時間
本体サイズ:約17.3×34.3(h)cm 重量:約1.8kg 14,000円前後 

ガソリンランタンの王様 ガソリンタイプを選択&荷物をコンパクトにという考えがなければ迷わずこの製品を選ぼう.最強のランタンといっても過言ではない.
明るさ:約200CP/130W 燃料タンク容量:約590cc 燃焼時間:7.5~15時間
本体サイズ:約16×31(h)cm 重量:約1.4kg  10,000円前後 11,000円前後

好みの問題だが、個人的にはマントルは1つでいいかな?明るさ、多少燃費はよくなるが比較しないと分からないレベル.一番壊れやすい個所が倍になりリスク分の見返りが少ないような気がする.
明るさ:約220CP/140W相当 燃料タンク容量:約590cc 燃焼時間:約7~14時間
本体サイズ:約16×31(h)cm 重量:約1.4kg
明るさ:約125CP/90W相当 燃料タンク容量:約230cc 燃焼時間:約3時間
本体サイズ:直径約12×24(h)cm 使用ジェネレーター:226-2991 重量:約800g 10,000円前後

オートキャンプではサブのランタンの位置づけとなる.もちろんツーリングなどではメインの明かりとしても使える.
ガス缶式ランタン比較 手入れも簡単、初心者にも扱いやすいのはガス缶タイプ.ジキャンプ場での仕事はなるべく少なくしたい小さい子供さんがいるファミリーキャンパーなどはガス缶タイプがいいか.朝起きたらケースにしまうだけなので手入れやメンテの必要はありません.

明るければ明るいほど便利なランタンなのだが・・・実は大きな落とし穴があります.ガスコンロの比較にもあるように燃費という課題、明るいほど燃料の消費はやくすぐに缶のガスがなくなる.全開だと一晩で450g1缶消費 = 一晩で900円を消費することになる.
プライスレスなキャンプだが・・・例えば2泊3日で4缶使うと3600円!一人暮らしの一月のガス代に匹敵.
キャンプ道具と比較すると少し高くないか?と思う人が多いのでは.むやみに大きいのはガスの消費が多くなることを頭に入れておこう.まったく家と同じ明るさを追及するというのは無理な話、暗くて多少不便なのもキャンプの1部、不便を楽しむ気持ちが大事ですよね.少し冷え込むと水滴がついて多少暗くなるが、ランタンの場合、ガス缶は寒冷地仕様を使う必要はない.
トイレの電球が100Wだろうが、80Wになろうがさほど気にしないと一緒の感覚でランタンはレギュラー缶で十分だろう.
【2016年モデル】
ノーザンノバ
ランタン比較
本体サイズ:約直径14.5×26(h)cm 重量:約1.7kg 20,000円前後
明るさ:約3000ルーメン(スーパーガス使用時)
燃焼時間:約2~4時間(470g缶使用時)

2500ノースターの2倍の明るさ そりゃうそうさ・・・ツインマントルになっており、光源は2倍なので明るさが2倍になるのだ
6000ccのアメ車かっ!と突っ込みが入りそうなハイパワーなガスランタン そう、馬力はあるかもしれないがとんでもない燃費なのだ.だいたい470gのガス缶が1000円くらい ということはMAXで燃焼させると500円/1時間 プライスレスなオートキャンプなのは間違いないが、おちおちゆっくりご飯が食べられない・・・
一般的な家族でのキャンプだとオーバースペックで使いにくかもしれません.
本体サイズ:約40×35×45(h)cm 重量:約1.3kg 8,000円前後
明るさ:約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時)、約1543lm(ルーメン)
燃焼時間:約2~4時間(470g缶スーパー使用時)

ガソリンタイプのノーススターには適わないがガス缶タイプ最強のランタン管理人は同タイプを使用全開で燃やすと仕様通り4時間ほど
本体サイズ:約直径14.5×26(h)cm 重量:約1.3kg 8,000円前後 6,000円前後
明るさ:約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時)、約1543lm(ルーメン)燃焼時間:約4~8時間(470g缶使用時) ガソリンタイプのノーススターには適わないがガス缶タイプ最強のランタン 管理人は同タイプを使用全開で燃やすと仕様通り4時間ほど 6,000円前後虫が寄りにくいなど、機能的にもおもしろいので人気のある製品 管理人のキャンプ仲間も何人か使っているメインランタンとしては問題なし、虫避けの機能については・・・イワタニの卓上コンロなどを使ってるキャンパーなどは導入しやすい製品
サイズ:径110×105×145mm 重量:310g 6,000円前後
出力:90w 出力:2400kcal
実物を見るとほんと美しい細かいところを見るとしっかりものづくりしているのが分かる
電池式ランタン比較 30年前にはですに蛍光灯式のランタンというかライトはありました.しばらく棒状の蛍光灯タイプが続き、10年くらい前からかU字型になったり、渦巻き状になったりとコンパクトな蛍光灯式のランタンがではじめました.
そして、ここ4,5年でしょうか、LEDランタンが登場.この分野では777XPをラインナップしているGENTOS(ジェントス) が独走状態が続いています.
コールマンもバッテリータイプなどの新商品を発売していますが、エネループが標準になっている日本では厳しいか?ここ数年、ようやリチウムイオン電池のランタンが発売されたが・・・米国マーケティングの限界かな?
本体サイズ:約直径13×28(h)cm 重量:約830g
使用電源:リチウムイオン電池(内蔵) 電池容量:3.7V 6400mA  USB出力:5V 1A
充電時間:約9時間 目安充電回数:約2~3回(スマートフォン) 350ルーメン

2年前にあったらな~と思うのと、やはり、年に数回しか使わない道具に高価なリチウムイオン電池はいらないんですよ.しかも、携帯を充電したら、本来の目的のライトの点灯時間が短くなりますよね.電池メーカーとコラボして5800mAクラスの二次電池を、普段は携帯用、キャンプの時だけ装着できるようなことができたらいいですよね.
本体サイズ:約直径11×19(h)cm 重量:約520g
使用電源:アルカリ単一形乾電池×3本 400ルーメン

数年前にあった、蛍光灯タイプのLED版ですね.蛍光灯タイプの当時、気に入って利用していました.コンパクトに収納できるメリットはあるのですが、稼働部分があると故障率が高くなるんです.2回購入して、2回とも開閉部の故障で使えなくなりました.
本体サイズ:約直径13.5×23.5(h)cm 重量:約700g
使用電源:アルカリ単一形乾電池×4本 500ルーメン

価格と性能面、ようやくGENTOS(ジェントス)に追いついてきたのですが、残るは作りですね.同レベルのGENTOS(ジェントス)を手に取ると分かるのですが、落下のことを考えてるかです.GENTOS(ジェントス)は落下したときに接触するであろう、電池の重いほうがゴム資材になっているんです.何度か落としているのですが、割れにくい素材のおかげで助かっています.
サイズ:185mm×87mm×87mm 重量:415g(電池別) 2,600円前後
明るさ:280ルーメン:高輝度チップタイプLED(暖色)×3個 使用電池:単1形アルカリ電池×3本 
連続点灯 (Highモード)約72時間 (Lowモード)約144時間 (フラッシュ点滅)約240時間

5000円以上のLEDランタンを買うなら777XPを2個買ったほうがいいか.タープやスクリーンタープの下の食卓を照らすだけなら777XP1個で十分食事ができます
2個あれば全体を照らせるので周りにある荷物、クーラーボックスから飲み物とったり不自由ないレベルになります

単三エネループだと2時間半くらい、通常の単三アルカリ電池だと15,6時間持ちます
元へ、ほんとうは単一電池を入れる仕様になっています.しかし、上から吊り下げたり、持ち歩くのになるべく軽いほうがいいのでアジャスターを使って単三電池を使うようにしています.ランタン比較
明るさ:約1000lm(ルーメン)5,000円前後
点灯時間:Hi(NW)/15h、Hi(CW/WW)/30h、Lo(C+W)/60h、Lo(CW/WW)/80h

>>使用レポート
>>LEDランタ 普段クローゼットにしまってない?
サイズ:直径98×188mm 重量:1255g(電池含む) 明るさ:約1000lm(ルーメン) 7,500円前後
明るさ:約1000lm(ルーメン) 点灯時間:Hi(NW):5.5h、Hi(CW):11h、Hi(WW):11h、Lo(NW):250h、Lo(CW):300h、Lo(WW):300h、Candle(WW):30h
サイズ:約15×15×29(h)cm 重量:約980g(ランタン)、約400g(リフレクター) 9,500円前後
明るさ:約1000lm(ルーメン) 連続点灯時間:約14時間(High)、約68時間(Medium)、約148時間(Low)
2017年モデル
●明るさ:[8本]約800lm(ルーメン/High)、約200lm(ルーメン/Medium)、約100lm(ルーメン/Low)、[4本]約500lm(ルーメン/High)、約140lm(ルーメン/Medium)、約60lm(ルーメン/Low)、[パネル]約100lm(ルーメン/High)、約25lm(ルーメン/Low)、約100lm(ルーメン/Spot) 
●サイズ:約ø14.5×23.5(h)cm ●重量:約1.2kg 
●連続点灯時間:[8本]約20時間(High)、約120時間(Medium)、約400時間(Low)、[4本]約13時間(High)、約69時間(Medium)、約196時間(Low)、[パネル]約3時間(High)、約14時間(Low)、約3時間(Spot) 
●使用電源:アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売) 防水性能:IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)

燃料系ランタンでは向かうとこ敵なしなのですが、どうもLEDランタンだけは進むべき方向を間違ってるような気がするんよね.確かに携帯の充電できたら嬉しいのですが、ガラケーじゃあるまいし、スマホを普通の乾電池で充電したらだいたいどんなことになるか想像できますよね.ランタンが夜になって光らない・・・なんてこともありえそう.LEDランタンに必要な性能は”明るくて””広範囲を照らせて””電池の持ちがええ”この3つだと思うんです.ブレずに開発してるから、やっぱジェントスを選んでしまうんでしょうね.
サイズ:約直径17×30(h)cm 重量:約1.6kg 9,500円前後
明るさ:約379lm(ルーメン) CPX(R)6充電式カートリッジ使用時:約3時間(High)/約10時間(Low)

二次電池式は進化を続けている.
●本体サイズ:約直径3.5×7(h)cm×12個、約4.2m(コード)
●重量:約360g●連続点灯時間:約20時間
●使用電源:アルカリ単三形乾電池×3本(別売)

このあたりの製品が気になりだしたキャンパーは末期症状の可能性が高い.(病名は”買うもんない病”)はじめて点灯する瞬間はめっちゃ楽しいのです.トイレから自分のサイトに帰ってきたときの優越感、まるで豪邸に帰ってきたような錯覚すら覚える.しかし、翌朝なると虚しさが・・・そして、2回目あたるになると、”コレいるか?”気づきはじめます.
>>>ストリングライト実践編