失敗だらけのオートキャンプ危険度順ベスト5

失敗も旅行の想い出にはなるのですが、できればみなさんには体験してほしくない.実際に体験したキャンプの失敗談集を危険度レベル順に紹介します.成功の楽しさを再現することは難しいですが、失敗は確実に再現します.できるだけ皆さんが失敗しないよう、私の過去の失敗談を大解放します!

キャンプの怪我、身を守る編(危険度ベスト1)

川原のキャンプは危険

忘れもしない小学校6年の思い出、子どもたちだけのキャンプでの出来事です.年1回、ボーイスカウトで子どもたちだけのキャンプがあり、できるだけ涼しいキャンプがしたいということで川原でのキャンプを計画しました.現地は小雨、しかし、上流では大雨だったんでしょうね.気づいたらあっという間にテントの中まで浸水.慌てて逃げましたが振り向いたらテントが流されいました、、、心配になった隊長が迎えにきてくれるまでの数時間、仲間うちで会話がなかったの覚えています.どんなに天候が良くても、いかにも川原という石畳(過去に水が流れてる可能性が高い)でのキャンプは絶対にNGです.上流では何が起こっているか分かりませんので、草木が生えている土の上でテントを張りましょう・・・毎年のように中州で取り残された事故のニュースがあります.理屈は同じですので川の近くのキャンプは最大級の注意を払いながらキャンプを楽しみましょう.

海で血まみれ

海水に漬かっているテトラポットや岩に近づくのは危険です.特にテトラポットの海水に浸かってっている部分はものすごく危険で、付着している貝が危ないのです.浮き輪につかまって近づくと知らないうちに足が血まみれになっていることがよくあります.波の上下運動で知らないうちに貝殻が足を傷つけているんです.また、近づきすぎて離れようとテトラポットをキックして足の裏が血まみれ・・・しばらく陸で歩けないなんてこともあるので注意しましょう.カッターナイフの刃がいっぱいついてるイメージです.近づかないようにしましょう.

滝の恐怖

滝ってものすごく危険ってご存知ですか?滝が打ち付けられている下は深くなってるんです.しかも裏側にえぐられています.下手に近づくと裏側にえぐれた方向の渦に巻き込まれます.一度飲み込まれると簡単に脱出できません.
また川も大きな岩の近くは危険です.急に深くなっていて、なおかつ流れが強くなっているからです.水辺での遊びは十分に気をつけて下さい.海より川のほうが危険なのは急に流れがかわるからです.普段、川遊びをしない我々は危険な場所の把握ができません.細心の注意を払いながら遊びましょう.

ランタン爆発事件

メインのガスランタンのガスが切れたのですが夜も遅かったのでそのまま就寝することに.翌日の夕方事件は起きました.その日は風の強い日でした.前日、家内が夜露にあたるといけないということで空のガス缶を外してランタンケースに片付けてくれようです.しかし、ガスの栓を開けたままだったよで・・・私も確認が甘かったのですが、風の音でガスのでる音が聞こえなかったようです.
新しいガス缶を装着し点火
『ボ~ン』
目の前に火柱がド~ン
私と近くにいた子供の髪の毛が チリチリチリ~  焦げ臭ぇ~
髪の毛が少し焦げる程度で大事には至りませんが非常に危険な出来事がありました.かれこれ10年ほどキャンプやってますが、意外な盲点でした.ガスコンロも同じような爆発を経験したことがあるのですが、ランタンのほうが顔の近くでの点火する可能性が高いので危険度がアップします.火の点火の際は十分に注意しましょう.

キャンプ失敗談テント関連(危険度ベスト2)

テント設営場所についての失敗①

先にも注意したように、水辺でのテント設営は非常に危険です.海の満潮を計算するのは当たり前なのですが、川の恐ろしさを知っておいたほうがいいです.中州にテントを張るなんてのはご法度中のご法度なのですが、上流部の渓谷でのキャンプも危険です.子どものころテントを流されたことがあります.上流部で大雨が降ると一気に増水します.ただでさえ天候不安定な山頂でのキャンプ.調子に乗って川縁でテントを張っている人たちがいますが非常に危険なのでやめましょう.増水時も水も来ない安全なスペースでテントを張りましょう.

テント設営場所についての失敗②

レイアウトや見た目より、地面の一番よい(寝心地のよさそうな平らな)場所にテントを設営しましょう.夜寝るころに後悔しても移動はできませんよ.傾斜がある場合は高いほうを頭、低いほうを足にして寝ましょう.立ったまま居眠りすることがありますが、逆立ちの状態では眠れません.人間は頭が高く、足が低くないと眠れません.もい1つ言うと、人間の左右に傾斜があっても眠れません.ソロキャンプなテントの端で一人で寝るならいいですが、ファミリーキャンプや複数人のキャンプで左右に傾いているとたいへんなことになります.自由サイトなら少しでも標高が高そうなポイント.区画されているサイトなら少しでも高そうな方向をテント+頭が上になる寝る方向にしましょう.万が一の大雨対策にもなりますので、大事な靴や荷物は頭の上方向に置いておくのが正解です.今の時代、最悪の場合、助けはあるのですが、サバイバル知識として、万が一の災害時に生き残るための知恵として子供さんたちにも教えてあげて下さいね.

テント設営場所について失敗③

松脂事件・・・朝起きたらテントとタープが松脂でベトベト・・・
日陰で涼しいと思っても、松の木の下でテント設営は避けたほうがいいでしょう.松脂が落ちてきてテントやタープをべとべとにしてしまいます.水洗いした程度では松脂はとれません.松脂は一生ものの汚れになってしまいますのでできるだけ松の下でのテント設営は避けましょう.

テント設営場所について④

雨に備える・・・
整備されすぎているキャンプ場の場合、逆に水はけが悪い場合があります.新設や増設サイトなどが確率が高いです.雨が予想される場合はサイト内でもなるべく高い位置にテントを設営しておきましょう.水たまりにならない限り、1晩くらいは浸水せずに持ちこたえてくれます.逆に水溜りになった上にテントがあると一瞬で浸水してきます.

テント設営場所について⑤

小さい石でも、硬いものは極力排除しておくのが鉄則なのですが、落ち葉などの上にテントを設営するのもできるだけ避けたほうがいいいです.クッションになっていいのでは?と思われるかもしれませんが、実は、虫や動物にとっても住みやすい場所になっているんです.過去にテントの下をモグラ?ヘビ?通ったことがあるんです.テントの下で何かが動くんです・・・そりゃーもう大騒ぎしましたよ.この時は車に逃げて、結局、車中泊しました.

タープ設営について

風向きを考えましょう!風が抜けるような方向でタープを設営することが鉄則です.煙抜けをよくするというのもありますが突風対策です.風が強くなるとタープは大凧に化けます.風を受ける面積も広いので強い風が吹くと予想以上の恐ろしい動きをします.さらに強風の状態で1本でもペグが飛ぶと先のとがったペグとロープが暴れだします.近くに車があれば傷だらけ、一度暴れだすと人が近づくことも困難になります.事前の対策が大事です.

キャンプ生活系(危険度ベスト3)

トイレの確認

近頃は和式トイレ未経験という子どもさんも多いと思います.さらに、キャンプ場は山奥が基本なので下水が整備されていることも少ないです.=くみ取り式となります.デリケートなお子さんがいる場合は事前に確認しましょう.簡易トイレなど準備しておくといいかもしれませんね.

スモーク

ダンボールのスモークセットをみかけたことありませんか?はっきり言って使えません.桜のチップを少しづつ入れて燻していくのですが温度が上がるとダンボール自身が燃えてしまいます.2回購入して2回とも同じことが起きました.缶タイプも熱で変形して2回目は使えないようですが、1回は燻製が楽しめると思います.

ペグ打ちはしっかりしましょう

タープ設営でもお話しましたが、ペグをしっかり打ち込んでおかないと突然の天候不良に対応できません.ペグが抜けて一度大凧状態になったタープは非常に危険です.オートキャンプ場は車が乗り入れますので地面が硬くて最後までペグ打ち込むのが大変な場合もあります.そんな場合でも鋼のペグを準備したりしてペグ打ちは適当にしないことです.またフライシートのペグ打ちを怠ると雨が降ったとき浸水します.

悪天候のキャンプ

一度経験すれば二度と行きたくない雨のキャンプなのですが、なかなかできないのが天候不良のキャンプ中止の決断.ただ、実際には悪天候のキャンプほど最悪なものはありません.初心者であればなおさらで、キャンプ初心者、キャンプ未経験者ほど、思い切って中止することをお強く勧めします.2泊3日のキャンプで、翌日が雨が降るのであれば1泊2日に変更し、勇気ある撤収も必要です.雨の中での慣れない作業は時間もかかりますし、ほんとうに最悪です.また、撤収も大変なのですが、濡れた道具を車に乗せなきゃいけない、家に帰ってから干さないといけない・・・後片付けが普段の何倍も時間がかかります.庭付き、広い一軒屋であればいいのですが、そんな恵まれた環境の方は少ないはずです.マンション住まいだと、何日間もかけて狭いベランダで乾かさないといけないですし、3m四方のテントはどこでたたむ?想像を絶するベランダで大変な作業が待っています.そのままにしておくとカビで使えなくなりますからね!とにかく天候不良の可能性があるなら思い切って中止しましょう.家族の安全を確保する意味もありますので、楽しみにしていても勇気ある中止の決断は家族のリーダーの役目ですl!

砂浜や砂利の恐怖(車)

調子に乗って車で砂浜に突っ込んだ私・・・当時、3.5Lエンジンのパジェロショートに乗っていたのですが、砂浜で立ち往生したことあります.空回りが怖いので少しの傾斜でも登れなくなるんです.恥ずかしい思いをするのでやめましょう.

キャンプの食料事情(危険度ベスト4)

現地調達の罠①

魚を釣って、食料を現地調達!・・・2回に1回は失敗に終わっています.ネタ的には面白いのですが必ずインスタント麺などの保険をかけておきましょう.

現地調達の罠②

最近はいろんなところに道の駅ができ、特にキャンプ場があるような田舎にあることが多いんですよね.午前中に到着し、現地の美味しい現地野菜を調達する予定が、渋滞に巻き込まれて何も買えなかったという経験があります.全て現地調達というのは危険なのかもしれませんね.

使えないBBQグリル

底が深いBBQグリルでいつまでたっても半生・・・底が深いグリルは炭を底上げできる機能はあるか、網の高さを調節できるか確認してから購入しましょう.あまりに炭火から遠いといつまでたっても焼けません.特に安いBBQグリルを購入するときは調節が可能か確認してから購入しましょう.

そうめん事件

普通の大人なら常識なんだと思いますが、、、はりきって、滅多に調理しないのにキャンプ場で調子に乗っているお父さんへの忠告です(普段、お母さんのお手伝いをしない中学生女子も同じ).そうめんなど(乾麺)をゆでるときは沸騰したお湯に麺を投入しましょう.面倒だからと水の状態から麺を入れるとべちょべちょの麺ができます.食べれたもんじゃないですよ←子どものころ経験.誰もが体験して失敗するのことなのか?

キャンプ失敗談(危険度ベスト5)

クラーボックスの栓が空いてる

クラーボックスの水抜きの栓が空いているという失敗.今回で2回目、前回は車の荷台が洪水になりました.今回は事前に気づいたのでセーフ.2泊以上で溶けた氷の水を抜く場合もありますが、この栓を抜くのは家で洗った後.家での保管時はそのまま空きっぱの場合が多いのではないでしょうか.次回使う際に栓を締めるのを忘れることがよくあります.今回は車に積み込む前に異変を察知.水漏れ???このまま、車に積み込んでたらえらいことになりますよ.
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寒い~

街中に住んでいると忘れがちなのが防寒対策です.特に春先やゴールデンウィークのキャンプやディキャンプ、5月、9月の連休のあたりのキャンプが要注意です.山や川や湖の朝夕は急激に冷え込むことがあります.暑いのはなんとか耐えることができますが(唯一、暑さに耐えれなかったのが夏場のビーチキャンプ)寒いというのは耐えることができません.(なぜか、熱い以上に恐怖を感じます)はっきり言って眠れません.車で暖をとるという一時しのぎもできますが、周りの迷惑もあるので夜中までエンジンをかけっぱなしはできません.宿泊キャンプの際は長袖のシャツと、さらに、上に羽織れる薄手のジャンパーくらいは必ず準備しておきましょう.最悪、寝袋が薄手で寒さがしのげないときは新聞紙を利用しましょう.中で体に巻きつけるもよし、外に毛布代わりにすもよし、驚くほどの保温効果があります.

食料を守れ

よくあるのが翌朝食べようと思ってテーブルの上に置いていた食べ物がない.犯人はネコちゃんあたりでしょうか.昼間に可愛がってたネコちゃんが事件を起こすんです.食事の前にお風呂に入って帰ってきたら食べ散らかされてる・・・あだ名までつけて、可愛がっていたネコちゃんが!
スクリーンタープだからと大丈夫と思ってたら大間違いですよ.人がいなければば普通に中に入ってきます.食糧は完全密封されたテントかクーラーボックスに入れて隔離しておきましょう.ゴミもよく荒らされるので、ゴミ収集BOXのあるキャンプ場は寝る前に処分したほうがいいですね.オートキャンプなら完全密封して車に入れて保管しておきましょう.

キャンプのプチハプニング編

ゴミ袋は専用のものを

大勢でキャンプに行くと必要なものを捨ててしまう人がよくいるんです.(2回経験あり)スーパーでみんなで買出しに行ってそのレジ袋をそのままゴミ袋に流用してると食料廃棄事件を誘発しやすくなります.酔ってくると生ゴミなのか野菜の袋なのか分からなくなるみたいです.具のない焼きそば、野菜のまったくなしの肉類だけのBBQを経験したことあります.

調味料類の忘れ物

一番よく忘れるのは食用油

油はキャンプなどでちょうどいい使い切りサイズが売っていません.また、傷むのでキャンプ道具に入れっぱなしということもできません.家をでる直前に準備することが多いので忘れやすいんです.油を忘れると炒め物がやりずらくなり困ります.予防策としては買出しの際に必要なくても牛脂を2,3個もらっておくことです.この牛脂に助けられたことが2回ほどあります.

次に忘れやすいのが醤油

です.醤油は使いきりサイズのものがあるのですが買い忘れが多いです.炭火で焼きとうもろこしをしたいのに醤油がないときの悲しさ・・・忘れないようにしましょう.

3)その次に忘れやすいのが塩

塩は腐ることもないのでキャンプ用を買ってしまいましょう.最悪はなんでも塩味にしてしまえば食べれます.味付け塩コショウなんかもお勧めです.
その他にカレー用のコンソメを忘れることがよくあります.買出しの際に気づけばいいのですが、ほとんどの場合直前に気づきます.コンソメ味などの下地がないカレーって味気ないですよ~何を食べても美味しいキャンプと言っても、いつも入れているコンソメがないとすぐにわかります.

4)最悪の事態を想定

塩コショウの調味料を1本キャンプ道具に備えるおくといいかと思います.

雨具の準備

大人二組分くらいは必ず準備しておきましょう.夜の突然の雨、撤収時の雨には必ず必要です.一組しかないと一人ぼっちで撤収作業なんてことにもなりかねません. 傘での作業は無理だと思ったほうがいいです.

水は多めに準備

特に夏場のキャンプは水やお茶を多めに持っていきましょう.長時間外で活動しますのでこまめに水分補給をしましょう.また、山中のキャンプ場は自動販売機のジュースなど、驚くほど高額な場合もあります.水分補給のためのジュース代がサイト利用料金より高かったりしたことがあります.